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写真日和Ⅱ

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2012.09.23 Sun 大阪クラシック2012 ②

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9月2日より7日間行われた「大阪クラシック ~街にあふれる音楽~」。
大阪フィルハーモニーの前音楽監督で、現在は桂冠指揮者を務める大植英次さんのプロデュースにより、御堂筋や中之島周辺のカフェ、オフィスビルなどを主な会場に繰り広げられるクラシック音楽の祭典は、今年も大盛況のうちに閉幕し、延べ約5万600人の観客を動員しました。

というわけで、バタバタしているうちに少し間が空いてしまいましたが、前回に続いて、大阪クラシックのレポート後編をご紹介します。

9月7日(金)

■第74公演
18:30~ 関西アーバン銀行本店
ヴァイオリン:小林亜希子
・イザイ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第4番
・イザイ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第5番

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★大フィルのヴァイオリン奏者、小林さんのソロ・リサイタル。今年は小林さんのライフワークともいえるイザイの作品でガチンコ勝負。銀行ロビーの一角での演奏なので、決して音響に恵まれた環境ではないのですが、直向きにイザイという作曲家と向き合って演奏するスタイルは心打たれます。

■第76公演
19:30~ 相愛学園本町講堂
ヴァイオリン:石塚海斗、鈴木玲子 ヴィオラ:松本浩子 チェロ:庄司拓
・モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136
・ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第1番

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★相愛大学といえば関西を代表する音楽大学のひとつ。相愛出身者には世界的にも活躍する音楽家も多く輩出していますが、大阪フィルのメンバーにも多数の相愛出身者が在籍しています。そんな相愛出身者だけで構成された「大フィルSOAI弦楽四重奏団」。チェロの庄司さんは、「とにかく相愛は厳しかった…」と、学生時代の苦労話や思い出話をされ、ほかのメンバーも大きく頷くなどしていました。そんな厳しいトレーニングを受けてきたメンバーのカルテットは、とても骨太で素晴らしい演奏でした。

■第77公演
20:00~ 中之島ダイビル
ホルン:藤原雄一、山本秀樹 ヴァイオリン:三瀬麻起子、中西朋子 チェロ:石田聖子、松隈千代恵 コントラバス:松村洋介
・ボッケリーニ:六重奏曲~第1楽章
・ベートーヴェン:六重奏曲

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★ベートーヴェンの六重奏曲が聴きたくて、相愛から地下鉄でダッシュして何とかダイビルに到着。ギリギリ、ベートーヴェンに間に合いました…。会場にはベッドに乗られた障がい者の方も来られていて、その方たちを会場にいた大植さんが見つけると、すぐさま駆け寄って、自らベッドを押しながらベストポジションへと誘導されていました。そんな光景を見たとき、演奏ももちろん素晴らしかったのですが、それ以上に大植さんの温かい心遣いに胸が打たれました。

9月8日(土)

■第78公演 ~6歳までのこどものためのコンサート~
11:00~ 大阪市役所正面玄関ホール
ヴァイオリン:三瀬麻起子、黒瀬奈々子、山本彰、田中美奈、小林亜希子、橋本安弘 ヴィオラ:西内泉、松本浩子 チェロ:石田聖子 コントラバス:池内修二 クラリネット:ブルックス・トーン、田本摂理 ファゴット:久住雅人 トランペット:秋月孝之、橋爪伴之、松原健二 ホルン:山本秀樹 パーカッション:久保田善則 ピアノ:堀江美穂子 歌:福井雅志、中原由美子 MC:久住さより
・おかあさんといっしょ~オープニング・テーマ
・ふしぎなポケット
・クラリネットキャンディー
・アイスクリームの歌
・ドロップスのうた
・虫歯建設株式会社
・アンパンマンマーチ
・あしたてんきになあれ

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★大阪クラシックの無料公演では0歳児から入場可能。なので、少々、子どもが騒いでも、みんな温かい目で見守ってくれます。そんな中でも、毎年、多くの子ども達に人気のこの公演。みんなで手を叩いたり、歌を唄ったり。このコンサートがきっかけで、音楽が好きになってくれる子どもも多いはずです。

■第79公演
11:30~ 京阪神御堂筋ビル
チェロ:近藤浩志 コントラバス:新真二
・バリエール:チェロとコントラバスのためのソナタ
・ロッシーニ:チェロとコントラバスのための二重奏曲

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★チェロとコントラバス。オーケストラの中でも、重低音を支えるパートで、縁の下の力持ちっていうところでしょうか。そんな低音域のパートリーダー二人が名付けた「THE LOW BOYS」。低音でありながらも、超絶技巧的な演奏も聴かせてくれたりで、お腹にズシリと響きました。

■第80公演
12:00~ 中之島ダイビル
フルート:上野博昭 ヴァイオリン:松川朋子
・C.P.E.バッハ:フルートとヴァイオリンのためのデュエット
・テレマン:カノン・ソナタ第2番
・W.F.バッハ:フルートのための6つのデュエット~第3番

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★中之島ダイビルのエントランスホールは4層吹き抜けになっているので、コンサートホール並みによく響きます。そんな中で聴く、大バッハの息子たちの作品を中心としたプログラム。結構渋めのプログラムだったかもしれませんが、大勢の観客が上野さんと松川さんが奏でるデュオに聴き入っていました。

■第82公演
13:30~ 大阪市役所正面玄関ホール
ヴァイオリン:崔文洙、高木美恵子 ヴィオラ:岩井英樹 チェロ:松隈千代恵 コントラバス:三好哲郎
・ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲第2番

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★大フィル首席客演コンマス崔文洙さんを中心としたクインテット。岩井さんの流暢なMCで始まったこの公演には、超満員の聴衆が詰めかけましたが、ドヴォルザークの白熱した演奏に、終演後はブラボー!の大拍手。そして、アンコールには、モンティのチャルダッシュを崔さんの超絶技巧で盛り上げてくれました。

■第84公演
14:30~ 大阪市中央公会堂大集会室
オーボエ:大森悠 クラリネット:ブルックス・トーン ファゴット:宇賀神広宣 トランペット:秋月孝之 ヴァイオリン:三瀬麻起子、黒瀬奈々子 チェロ:近藤浩志 ピアノ:仲香織
・マルティヌー:ロンド
・マルティヌー:調理場のレビュー

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★今年で3回目となる「調理場のレビュー」。マルティヌーという作曲家は、一般的にはあまり知られていないのに、何故か毎年人気があるんですよね。その理由は…?「コスプレ公演」とか「萌え公演」とか、噂が広がって口コミで人気公演に。というのも、「調理場」の時に、男性メンバーはコックの衣装、そして、女性メンバーはメイドの衣装を着て演奏するんです。なかでも、三瀬さんのメイド姿に、萌え~な男性ファンも多いはず??

■第87公演
16:30~ 大阪市役所正面玄関ホール
指揮:本山秀毅
合唱:大阪フィルハーモニー合唱団
ピアノ:満多野志野
・中田章:大阪市歌
・貴志康一:天の原、かごかき、赤いかんざし、つばくら、力車

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★大フィルの専属合唱団である大阪フィルハーモニー合唱団。今年の大クラのテーマ「大阪」に因んで、貴志康一の名曲のほか、冒頭には、市役所に大阪市歌が鳴り響きました。指揮者の本山さんは、「この大阪市歌も、あと何年かすると、歌われなくなってしまうかもしれませんが…」と語ると、会場からはドっと笑いも…。

■第88公演
17:30~ 中之島ダイビル
オーボエ:佛田明希子 クラリネット:梅本貴子 ファゴット:星野則雄
・モーツァルト:ディヴェルティメント第4番~第1楽章
・ベートーヴェン:ドン・ジョヴァンニ「お手をどうぞ」の主題による変奏曲
・イベール:木管三重奏のための五つの小品~第1・2・3・5楽章

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★関西フィルの木管メンバーによる公演。メンバーの一人は「リハーサルの時は、それほど集まっていなかったのに、こうして本番で控室から出てくると、こんなに大勢の方に集まっていただけて…」と声を詰まらせていました。さて、大阪クラシックもいよいよ佳境。残り少なくなってきた公演数に、来場者もひとつひとつ丁寧に演奏を楽しんでいるようでした。

■第89公演
18:30~ 相愛学園本町講堂
指揮:上田真紀郎
管弦楽:相愛オーケストラ C組、D組
・ベートーヴェン(山本句三恵編):よろこびの歌
・ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲
・J.シュトラウスⅡ:喜歌劇「こうもり」序曲

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★ダイビル会場から急いで本町の相愛へ向かって到着すると、すごい長蛇の行列…。会場の中に入れるか心配しつつ開場を待ちます。どうにか席は確保できたものの、次々と多くの来場者が押し寄せ、大変なことになっていました…(^^;それもそのはず、泣いても笑っても、あと1公演。残念ながらクロージングコンサートの整理券をゲットできなかった人にとっては、この公演がラストになってしまうのですから…。また、相愛学園のジュニア・オーケストラということで、我が子の晴れ舞台を見たい!という親御さんも多く来られていたことと思います。D組の可愛らしい演奏に続いて、最後は元気なこうもり序曲とアンコールのラデッキー行進曲で盛り上がりました。

■第90公演 ~新世界&通天閣100周年記念~
19:30~ 大阪市中央公会堂大集会室
指揮:大植英次
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
・ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲
・ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

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★7日間にわたって全90公演が行われた「大阪クラシック」も、ついに最終公演。毎年、この最終公演の開演前になると、少しセンチメンタルな気持ちになってしまいます…。さて、今年の最終公演は、通天閣開業100周年に因んで、ドヴォルザークの「新世界」をメインとしたプログラム。んー、いかにも大植さんらしいプログラミング…。そして、一曲目の「タンホイザー」序曲は、会場となった中央公会堂が大正7年に建築され、この公会堂で初めてオーケストラの演奏会を開いた時に演奏された曲なのだとか。アンコールは、もちろんお馴染みの「八木節」。毎度ながら、全員総立ちになって、大盛り上がりとなって1週間繰り広げられた「大阪クラシック」は閉幕しました。

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